ダレス国際空港を次世代の国際航空貨物のゲートウェイに

バージニア州経済開発局は、ダレス国際空港を次世代の国際航空貨物のゲートウェイに拡張していく戦略的な目標をもっています。
「ダレス空港をアメリカの次世代の貨物ゲートウェイ、特に国際航空貨物のゲートウェイとして位置付けたい」と、同局のジェイソン・エル・コウビ局長兼CEOは意気込んでいます。
東海岸は、ニューアーク・ケネディ国際空港が既に確立され、フィラデルフィア国際空港も拡張工事が進むなど、貨物空港の競争が激しい地域です。しかし、バージニア州は、航空宇宙・防衛、先端材料の分野でリーダー的存在であり、先端医薬品製造の分野でも有力な新興企業が集積し、航空貨物サービスの改善を必要とする様々な潜在的ユーザーが存在しており、これらすべてが航空貨物サービスによって、さらに強化されていきます。ダレス空港は今後15年間で90億ドルの拡張支出を計画しており、これには第5滑走路の予備費も含まれています。
ユナイテッド航空は、毎日40の国際空港に260便を運航し、同空港をハブとしています。来年には、ユナイテッド航空のために14ゲートのコンコース(総工費7億ドル)が開設される予定になっています。さらに、ユナイテッド航空以外にも51の航空会社が同空港を利用しており、ますます同空港の需要は高まっています。