バージニア州の魅力
バージニア州と聞いた際に、多くの人が思い浮かべるのは、ジェームズタウンやコロニアル・ウィリアムズバーグがある「国家発祥の地」、あるいはジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、ジェームズ・マディソン、ジェームズ・モンローなど多くの建国の父たちの故郷というイメージだと思います。
バージニア州はそれらの豊かな歴史だけでなく、穏やかな四季を有する気候、多様な自然と文化の魅力も併せ持ち、質の高いQuality of Lifeを享受できます。活気のある都市中心部や絵のように美しい小さな町には、芸術、文化、歴史、そして素晴らしい風景があふれています。アウトドア好きな人は、バージニア州の美しい海岸線や川、ハイキングコースや山の景色まで、車で簡単に行き、楽しむことができます。
生活面のみならず、ビジネス面でも、バージニア州は米国最大のデータセンター市場、多様な製造拠点、国内で最も多くのテック系ワーカーが集まっている場所であり、東海岸の中心地から米国内および世界の主要市場とビジネスを行っています。日本企業の皆様には、将来の米国拠点としてバージニア州を有望な投資拠点としてご検討いただくことをお勧めします。

バージニア州の概要
州都 | リッチモンド |
州知事 | グレン・ヤンキン |
人口 | 872万人(全米12位) |
土地面積 | 約11万m2(全米35位) |
州内総生産 | 約6,500億ドル(全米12位) |
海外企業数 | 約800社 |
日系企業数 | 約80社 |
日本人居住者 | 10,500人 |
日米協力団体 | 日本バージニア協会 |
日本人学校 | リッチモンド日本語補習校、ニューポートニュース日本語補習授業校 |
バージニア州は南部の州とのイメージが強いと思いますが、東海岸の中央に位置しているため、立地企業は、ミシシッピ川の東側をはじめとする米国経済の主要な中心地に効率的にアクセスが可能です。事実、バージニア州は、米国の消費者のほぼ半数にあたる人口に車で 1 日で行ける距離に位置し、経済の中心である北東部回廊沿い、急成長を遂げている南東部、中西部全域にわたる重要な市場への単一のゲートウェイとして機能しています。また、バージニア州はワシントン D.C. に隣接しているため、米国大使館や連邦政府の意思決定者などに素早くアクセスできます。バージニア州にあるダレス国際空港からは、ユナイテッド航空と ANA の東京 (羽田・成田) 直行便が運航されています。
フォーブス誌で米国の“Quality of Life(生活の質)”で第 1 位にランクされたバージニア州は、多様なライフスタイルの選択肢、穏やかな四季の気候、競争力のある生活コスト環境を提供しています。都市中心部と絵のように美しい小さな町は、芸術と文化、そして素晴らしい風景で活気づいています。アウトドア好きな人は、山でのハイキングからビーチや川まで、さまざまな美しい自然環境を楽しむことができます。

バージニア州は、そこで働く人々が必要とする、手頃で刺激的かつ多様性のある生活環境を提供しています。温暖な四季のある気候、リーズナブルな生活コスト、世界クラスの文化イベント、アウトドア体験、スポーツ施設など、枚挙にいとまがありません。
バージニア州の気候は、東海岸の中央に位置していることから、「ゴルディロックス気候」と呼ばれ、暑すぎず、寒すぎないという気候です。年間平均最高気温は 25°C、最低気温は 2°C で、季節ごとの気候が楽しめます。緯度的には、バージニア州は、日本の関東地方と東北地方にあたる北緯 36° 32′ から北緯 39° 28′ の間に位置しています。
バージニア州には、大西洋沿いに約 132 マイルの海岸線があり、チェサピーク湾とその支流には 7,000 マイル以上の海岸線があります。バージニア州は「水が豊富な」州であり、州内のさまざまな地域に水資源が豊富にあります。
・リンチバーグ地域: 1 日あたり 2,500 万ガロン以上の余剰水容量があります。
・ニューリバーバレー地域: ニューリバーからの 1 日あたりの平均流量は 17 億ガロンで、非常に信頼性が高くきれいな水が供給されています。
・ロアノーク地域: 現在の需要は、 1 日の供給可能量の 43% で余裕があります。

バージニア州の人口は 870 万人で、米国で 12 番目となっています。また、人口当たりの暴力・犯罪発生が最も少ない州として第4位にランクされています。
労働力人口は 440 万人を超え、労働就労率は66%です。バージニア州の優れた人材基盤は、様々なビジネスにおいて、それらのニーズを満たすことができる世界クラスの労働力の集積地となっています。すべての業界において、バージニア州は米国で最も教育水準の高い地域の1つで、人口の約 42%が学士号以上を取得しており、南部で最も教育水準の高い州となっています。
バージニア州は、米国で最も多様なテックワーカーの本拠地であり、それらの中でアジア系アメリカ人 (21%) と黒人 (12%) の占める割合は上位10州にランクされています。バージニア州のテックワーカーは、その国際性でも際立っており、25%が外国生まれで、米国で10 番目に国際的なテックワーカーとなっています。
バージニア州は日本企業との長い歴史があり、国際協力、異文化理解と感受性、貿易と投資を促進するために 1988 年に設立された日本バージニア協会などの組織があり、日本人とその家族を歓迎する環境が整っています。リッチモンドとニューポートニューズの日本人学校(土曜日)や、バージニア州の多くの大学に設立された日本人学生協会 (JSA) で教育を受ける機会も得られます。

バージニア州では、若い世代が仕事のオン、オフ両方で必要とする、手頃で刺激的かつ多様性のある生活環境を享受できます。 バージニア州の公立および私立学校の質の高さは、企業運営のための強力な人材を提供するパイプラインとなっています。その教育環境の良さは、今後 10 年の間に80%が親になると予測されている若・中堅世代の居住地域選定において重要な影響を及ぼしています。 バージニア州の住民は、バージニア州の都市および郡の70%で、全米平均以下または、それと同等の生活コストで、全米規模では、カリフォルニア州 (+35.9%)、マサチューセッツ州 (+30.5%)、メリーランド州 (+26.8%) など全米平均を大きく超えている州と比較して、3.3% 上回っているだけとなっています。