人材・研究機関
アメリカでもっとも豊富な人材を擁する州
K-12 の学校とプログラムは、バージニア州の将来の人材育成に優れた基盤を提供します
バージニア州には優れた K-12 学校があり、WalletHub によると南部で第1位となっています。バージニア州は、K-12 カリキュラム全体でコンピューター サイエンスの基準を採用した米国初の州であり、これらの基準を学習基準 (SOL) を統合しました。2022-2023年度には、IT や STEM を含むバージニア州の職業技術教育 (CTE) プログラムに 70 万人以上の学生が参加しました。バージニア州の優れた中等教育システムは、職業訓練と実践的職場スキルを重視し、職業訓練と技術訓練の提供を通じて卒業生の就職に備えます。卒業後、2022-2023年度生のほぼ 4 分の 1 (22%) が 2 年制の学校に進学、49% が 4 年制の学校に進学、15% が就職しています。
バージニア州には、2つの日本人（土曜日）学校があります。 1988年に設立されたリッチモンド日本語補習校（日本語土曜学校）は、日本の文部科学省の認可を受けています。ニューポートニューズ日本語学校は、日本の教育制度に従い、1988年に設立されました。
また、バージニア州北部のすぐ隣には、ワシントン日本語学校（WJLS）があります。これは、1958年に日本国外で最初の日本語学校として設立され、K-12の生徒に日本の学力と日本文化を教えることを目的としています。WJLSには、バージニア州、メリーランド州、ワシントンDCから約650人の生徒が在籍しています。
バージニア州の優秀な人材を育成するトップクラスの大学システムに匹敵できる州は米国内にほとんどないと自負しています。
SmartAsset によると、バージニア州は米国で第2位の高等教育システムを提供しています。バージニア州には42の大学があり、525,000人の学生が在籍し、バージニア州の高等教育機関で 92,000人の学位取得者がいます。バージニア州の労働力は米国で最も教育水準の高い人口の 1つで、人口の約42%が学士号以上を取得しており、南部で最も教育水準の高い州となっています。企業はバージニア州全体の高等教育リソースから人材を活用できます。
国内最大規模かつ最も教育水準の高い退役軍人労働力
バージニア州には45歳未満の退役軍人が 147,000人以上住んでおり、国内で4番目に多くなっています。2020会計年度には、バージニア州の30か所の軍事施設から11,250人以上の軍人が退役しました。バージニア州の退役軍人は全米で2番目に教育水準が高く、44.7%が学士号以上を取得しています (全国平均は31.6%)。バージニア州は、バリューズ ベテランズ (V3) プログラムなどの取り組みを通じて、退役軍人が最大限の可能性を発揮できるよう支援することに尽力しています。V3 プログラムは、雇用主がバージニア州の退役軍人を募集、雇用、維持するための長期的戦略を成功裏に策定、実施できるよう支援しています。
高等教育研究機関は、経済変革の地域的触媒として機能しています。
研究機関
高等教育研究機関は、経済変革の地域的触媒として機能しています。
2002 年にバージニア州ダンビルに設立された高度学習研究機関 (IALR) は、地元の大学やその他のパートナーのリソースを活用して、バージニア州南部のイノベーションを促進し、経済的機会を創出しています。IALRの重要な5部門は、 高度学習、応用研究、製造業の発展、経済開発、会議センターです。
高度学習部門は、地域の雇用主のニーズに応えることを重点とする教育および人材開発イニシアチブを提供しています。熟練した労働力のトレーニングと教育の地域的中心として、IALR は多数のパートナーと協力し、STEM能力を高め、学生のキャリアを支援し、地域全体で生涯学習とサービス学習を促進しています。
応用研究部門は、学術界と産業の架け橋として、高度製造、高度材料、環境科学、生命科学など、さまざまな業界の企業をサポートしています。サービスには、ISO 認定の分析化学、臨時研究室スペース、最先端の契約研究、制御環境農業およびバイオテクノロジー産業の支援が含まれます。業界との連携の促進: IALR には、大学やメーカーとの共同研究用に設計された2つのポリマーラボがあります。
新製造業推進センター (CMA) は、バージニア州南部に拠点を設立または拡大する企業にラボと製造スペースを提供します。CNC加工イノベーションラボ、インダストリー4.0統合ラボ、最高級の設備を備えた計測ラボなどのリソースを備えたCMA では、先進的な製造企業が連携してプロセスを強化し、品質を向上させ、新しいテクノロジーを統合し、次世代の機能開発を促進することができます。
2015 年、産業用ドリルなどのカスタム切削工具メーカーである KYOCERA SGS は、IALR インキュベータースペースで新規事業を立ち上げました。同社は、IALRキャップストーントレーニング プログラムを修了した学生を雇用し、地域のサプライヤーネットワークを構築し、ISO認証を取得することで成功を収めました。2017年には、KYOCERA SGS Tech Hub が30,000平方フィートの製造および研究センターを建設しました。
バージニア州ブラックスバーグのニューリバーバレー西部、ハイウェー81号線近くの場所に、バージニア工科大学交通研究所 (VTTI) があります。VTTI は、米国で2番目に大きい規模の大学レベルの交通研究所です。研究所は、世界が直面している多くの交通課題に対する解決策を探ることに尽力しており、交通業界における将来の技術革新を導いていく、独自のインフラ関連プログラムを多数提供しています。
VTTI の研究は、安全性を高め、環境への影響を減らすために、車両とインフラ双方の設計を進歩させています。さらに、VTTI は、持続可能なモビリティセンターを通じて、自律走行車とコネクテッドカーの分野で先駆的な研究を行っています。
研究所とその関連機関は、バージニア・スマートロード、バージニア自動走行路 (VAC)、バージニア コネクテッドコリドー (VCC)、傷害生体力学センター、自動車性能シミュレーショングローバル センター (GCAPS) など、世界クラスの研究インフラを主導しています。
リッチモンドのバージニア・カレッジ・エンジニアリングを拠点とするMedicines For All (M4ALL) は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金提供を受けて2017年に設立されました。生産コストを削減することで、高品質の医薬品への世界的なアクセスを改善することに取り組んでいます。製造プロセスを再検討することで、M4ALLの化学エンジニアと化学者は、医薬品有効成分の生産を最適化し、世界中のメーカーにオープンアクセスを提供し、医薬品サプライチェーンのセキュリティを強化しています。
バージニア州には、3大都市圏 (バージニア州北部、リッチモンド、ハンプトン ローズ) と、主要な研究大学が拠点とする小規模な拠点に、約500万平方フィートの研究室スペースがあります。ライフ サイエンス産業は、毎年3億3,500 万ドルを超える外部からの資金による研究を行っている「トップ 100」ライフサイエンス研究センターであるバージニア コモンウェルス大学 (VCU) 等、リッチモンド地域に拠点が集まっています。
NASA ラングレー研究センターは、ハンプトンローズにある764エーカーの敷地に約200の施設を擁し、3,400人あまりの職員と契約者を雇用しています。 革新的な材料: NASAラングレー研究センターを拠点とする超軽量航空宇宙複合材 (SAC) プロジェクトでは、燃料タンク、居住区、トラスなどのさまざまな航空宇宙構造物で現在使用されている金属や炭素繊維複合材に代わる超軽量材料を開発しており、大幅な質量の軽減を実現しています。 産業技術: 先端材料および加工部門 (AMPB) の使命として、先端材料を開発し、荷重支持構造物や計測機器に使用されるデバイスに関連する使用可能なアイテムを生産する技術に焦点を当てています。それらは、セラミック、金属、ポリマー、複合材、ナノ材料など、多くの素材にわたっています。